なかよし太鼓
平成4年、神戸市長田区の地域と障害者のつどい「なかよしまつり」に神撫太鼓が出演した時のこと、知的障害者に太鼓を叩かせてみたところ、非常にうれしそうな反応をしめしたので、神撫太鼓代表の三浦さんが、太鼓の指導を提案した。
初めての練習は、まるで運動会。太鼓を叩いては走り回ったりという具合で大混乱だったらしい
しかし、太鼓の練習を続けるうち、集中力や持続力がつき始め、みんなとテンポをあわせることもできるようになってきた
そこへ、阪神淡路大震災
長田区は震災の被害が大きかったところで、大人達は太鼓どころではなかったのだが、子どもたちが、「太鼓を叩きたい」といい始めた
「瓦礫と焼け跡で焦土となった長田区川西通に、積極的な子どもが母親の手をひいて遠くから歩いてくるのが見えた」と三浦さん
雨の降る日だったが、30人ほどのメンバーは誰一人欠席することなくやってきた
「みんなと一緒に太鼓を叩きたい」この気持ちが、震災のショックを打ち破った
「子ども達にこんな才能があるとは思ってもいなかった」とお母さんたちは驚きを隠さない
震災後は、ボランティアとして、色々なところに演奏にでかけ、多くの人を励まし続けた
拍手を浴び、人に喜ばれることの充実感がますます彼らを成長させた
「こんどはどこに演奏に行くの」と、人前で演奏することが喜びになった
もちろん、演奏もどんどんうまくなっている
2002年 なかよし太鼓は、結成10周年のコンサートを開催し、大きな拍手につつまれた
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